気がつけば夏。しばらくブログを放置プレイしてた間に暑くなりました。暑い夏といえば花火です。今年もついにこのシーズンがやってきました。

去年は越後平野の特等席からでかくて小さい花火をただただ見物していただけだったので、今年は趣向を変えて楽しんでみます。

294202_ml500.jpg

一見するとCGで作った花のような画像。花火ネタなのでもうお分かりでしょうが、実はこれ、花火をカメラで撮ったもの。しかも簡単に撮れちゃうんです。

花火を撮るときにピントリングをひねるだけ。コンデジでは無理ですが、一眼レフなどピントと露出時間の調節ができるカメラであれば、デジタルだろうとフィルムであろうと簡単に撮れちゃいます。

ピントを合わせながら撮ると外側に細くなった花弁が、ピントを外しながら撮ると内側に細くなった花弁ができます。

露出時間は1/2~3秒ほど(上の写真は2秒)。ピントリングの操り方で、いろんな形の花弁を作ることができます。

この撮影法は「福田式撮影術」というらしく、「福田式 花火」でググるといろんな写真が見つかります。

やり方を変えて色々撮ってみると面白そうです。

293898_ml500.jpg

周りの景色を入れるとこれまた不思議な画になります。

293596_ml500.jpg

花火だと言わなきゃCGにしか見えない。皆さんもお試しあれ。

雪中ビーチコ

| | コメント(0) | トラックバック(0)

行ってきましたよ、雪の中 (-_-;)。いつもは散歩の おじさんやおばさん お兄さんやお姉さんが沢山いる海岸が今日はガラガラ。唯一出会ったカメラマンさんが珍しい漂着物のように思えたよ :)

ということで今年は今日から、散歩がてらときどき歩いている五十嵐浜(ぬーがた)の浜の漂着物を定期的にポストすることにしてみます。

ちなみに、漂着物を拾ったり観察したりすることをビーチコーミング、それをする人をビーチコーマーというのですが、ここではめんどくさいのでビーチコということにします。貝殻を拾う人もいれば、外国から流れてきた瓶を拾う人もいます。えぇ、悪く言えばゴミあさりですw。10年ほど前から学会ができたり、関連書籍も出版されたり、ひそかなブームになっています [要出典]

しかも冬の日本海は波が高いので愉快愉快。危ないので 良い子はマネをしちゃいけません ちゃんと波の高さを調べて安全を確認してから出かけましょう。それから潮位も確認しておくべきでしょう

本日の収穫は雪のためイマイチでしたが、とりあえず目についたものを貼っておきます。

レプトケファルス

ピンセットの左にある半透明の物体(約 5 cm)。プラスチックのゴミじゃなくて(笑)、レプトケファルスという魚の幼生です。ウナギのレプトケファルスはよく話題になるので有名ですね。今日は同じくらいの小魚と一緒にたくさん打ち上げられてました。

レプトケファルス拡大拡大するとこんな感じ(↑)。左方が前(頭のある側)。下側の輪郭のすじが消化管。消化管に沿うように黒い色素斑がポツポツ。M字が並んでいる筋節を数えて分類するらしい。体はほとんど傷つかず、完全な状態。とりあえず写真を撮ってからホルマリン液浸にしておきました。

レプトケファルス頭部ちなみにご近影はこんな感じw(↑;さっきの写真と左右逆)。ギョギョ!歯が前向いてますよw。

 

 

 

と、まぁ、こんなふうに ゴミあさり ビーチコしてると背中に怪しい視線を感じ、振り返るとそこに...、

雪だるま@五十嵐浜誰だこんなの作っちゃったのはww。モアイじゃないんだからww。しかもその頭の毛はなんだよw。

ちなみに、雪だるまに近づこうとしたら雪が膝上までありましたよ。力作に敬意を表して貼っておきます(笑)。

この一年、「冥福を祈る」言葉を度々目や耳にした。この言葉には違和感を持っている人も少なくないようで、ネット上にもさまざまな意見がある。多くの人が「冥福」という言葉に違和感を感じているようだ。

個人的には特に、黙祷に際して「冥福を祈って黙祷」などと言われると、勝手な思想を強要されているようで複雑な気持ちがする。しかもそれが公の場であると政教分離原則や信教の自由にも関わるのではないかと不安に感じる。

そこでとりあえず、行政機関のサイトでどれくらい使われているかグーグル先生に訊いてみた:「(site:go.jp "冥福") || (site:lg.jp  "冥福")」。予想していたよりもかなり少ないけど、98,100ページがヒットする。そして、テレビで見かける気がしたのでそうだろうとは思っていたけど、内閣総理大臣も使っているし(例えばポッポさん)、最高裁判所長官も使っている。ちなみに皇族方は追悼か哀悼の意を表するだけのようだ。

個人的には無信仰で実家は真宗。冥福にはさらさら興味ないし縁もないのだが。こんなことを気にする中の人は大人げないだけなのか?

ちょっと調べてみると、

「ご冥福をお祈りいたします」は「死後の幸福をお祈りいたします」という意味です。一部で言われている「冥福」という言葉はカトリックや浄土真宗で使ってはいけない、という「葬儀知識」は無視して良いと思います。(出典

のように強弁しているサイトも見かけるが、そもそも「死後の幸福」って何それ。平たく表現した分、むしろ如何わしい新興宗教の教えみたいに聞こえるのだが、どうだろう。

ウィキペディアには「理解しがたい何かによってもたらされる幸福」というような語義も示されているので、解釈の仕方にもよるかもしれないと思ったが、そこまでまわりくどく考えて使うわけではないのでやはり違和感がある。

一方、慣例化した表現であるとか儀礼上の意味のない表現だとみなすのも正論ではあるかもしれないが、それを言ってしまえば、洗脳された状態となんら変わらない。実質的には気持ちを伝える表現だし、他にも言い回しはある。あえて「冥福を祈る」のはとても奇妙。そしてそもそも「祈り」という行為自体も宗教的だ。

とはいえ、(当人が信じていようがいまいが)宗教儀礼として誰かが使うのはまったく構わないし、似たような状況で自分も思わず使ってしまうかもしれない。だから誰かを責めるつもりはないし、非礼だとも思わない。でもやはり聞くと違和感があるのは確かだし、言ってしまえば軽率に感じる。他人も同じように感じているのではないかと考えると、精神衛生上やはり使わないことにこしたことはない。

では何と言えばいいのかという問題がある。例えば、

特に,「故人の名前+の+~」という言い方で,直接故人の死後について語る言い方は,「冥福」以外には見当たらないようだ。これまた,困ったものだ。(出典

といった意見だ。確かに、「誰々の」とはじめると他に様になる言い回しがすぐに思いつかない。でも本当に誠意を示すなら不器用でもいいじゃないか。馬鹿正直な考え方かもしれないが、形式的な表現で場をやり過ごすことが大人なやり方だとは信じたくない。

Twitter アカウントの指標として、Following/Follower (以下 F/F)と同様に、Follower/Listed (以下 F/L)が昨年から で注目されています。曰く、この比はほとんどのユーザが 10 前後で、スパムを見分けることに使えるかもしれないとのこと。

確かに、管理している複数のアカウントを含め、見慣れたユーザのほとんどはこの例にあてはまるし、相互フォローを繰り返しているユーザやスパムと思しきアカウントは F/L が高いように感じます。

実際に F/L の統計値を調べている方もいるようですが、億単位のユーザがいる Twitter の傾向を調べるのにサンプルサイズが 100 程度とは小さすぎるし、限定された特定のユーザでしか調べてないので、全体の傾向を反映しているのかよくわかりません。

そんな偏ったデータを根拠にしてスパム扱いされてはとんだ迷惑なので、その数値の意味はさておき、ざっくりとデータを漁ってみたので結果を提示しておこうと思います。なお、データ取得時期は2011年5月頃、自分用のクライアントソフトの再設計ついでに Twitter API 経由で行いました。以前の記事「Twitter のユーザ数」も同じデータを利用しています(この記事もほぼ同時期に書いて放置してましたm(_ _)m)。

方法

まず手始めに、ランダムにデータを集める方法を決めなくてはなりません。Twitter には、URL などに表示される英数字のアカウント名ではなく API などで利用されているユーザー固有の ID があります。これは登録順に連番でつけられているので、この数値の上限がほぼ(過去を含めた)アカウントの総数になります[1]

ちなみに、1桁の ID は利用されておらず、一番小さい番号の ID は Twitter 創業者の @jack (ジャック・ドーシー)の12。そして、@biz (ビズ・ストーン)は 13、@ev (エヴァン・ウィリアムズ)は 20 などとなっています。

2011年5月当時、ID の上限は約3億1千万でしたので、まずは、その中から1万件ほどランダムにアカウント情報を取得してみました。すると次のような結果になりました。

  • 1度もツイートしていないユーザは4割
  • ツイート数が10回以内のユーザは8割
  • 誰もフォローしていないユーザは3割
  • 誰からもフォローされていないユーザは4割
  • まったくリストされていないユーザは9割
  • ツイートもフォローもしていないユーザは2割
  • 無効な ID は15%[1]

この結果を見ると、アカウントを取得しただけのユーザや他のユーザのツイートを見るだけのユーザ(ROM)がかなり多いことがわかると思います。

このような非アクティブな集団から F/L を調べてみてもあまり意味がないので、Following や Follower に含まれるユーザを無作為に選んでたどっていくことにしました。

ここでためにし、Following をずっとたどっていくのと Follower をずっとたどっていくのを比較してみると、Following や Follower、Listed の平均にかなり大きな差が出ることが分かりました。なので、Following か Follower かもランダムに選んで、もしそれが 0 のときはひとつ前に戻ることにしました。それから、重複したユーザのデータを取得したときは新しいデータのみを採用しました。

データをたどっていくスタートは誰でもいいのですが、フォロワー数が最も多い @ladygaga (レディー・ガガ)からたどることにしました。

結果など

そんなこんなで5527件のデータを取得したので、まずは Follower と Listed を抜き出して表にしてみます。

Twitter F/L 分布

このグラフは対数表示なので値が 0 のデータは除外されてます(n = 4559)。まるで、鳥の大群が飛び立つように見えます。ちなみに、その先頭を飛ぶのが、右上に少し飛びぬけている @justinbieber (ジャスティン・ビーバー)。Follower 数が 1 位の @ladygaga (レディー・ガガ)はその少し下を飛んでます。我々庶民はそんなセレブを追いかけて羽ばたくように左下の方にプロットされています(笑。

このグラフをみると、確かに F/L は 10 付近に集中しています。ちょうど、左の 10 と下の 100、左の 100 と下の 1000 が交差する直線上です。特に Follower が 100 ~10000 辺りで、飛ぶ鳥も大変そうなほど真っ黒になっています。

ただし、この F/L = 10 の直線は群れの中心ではなく、群飛する鳥の上澄みの直線であることに注意してください。その下にあるアカウントも決して少ないわけではなく、だらだらと続いているので、少なくとも F/L だけでこの集団を分離するのは難しそうです。それから、不明瞭ですけど F/L = 100 辺りに下限が見える点も注目しておいた方がいいかもしれません。

さらにもう一点注目したい特徴があります。それは、右上のセレブ達のアカウントは傾きが少し穏やかになっているように見えることです。そのせいで F/L = 21 のジャスティン・ビーバーは飛びぬけているように見えます(レディー・ガガは F/L = 54)。

ところで、普通のグラフにプロットしたものも下に掲載しておきます。ただしすべてプロットすると見辛いので、グラフの原点に近いところを拡大したものを用意しました。

Twitter F/L 比(グラフ2)

このグラフの左上のプロットの縁辺りが F/L = 10 の直線。右下にもかなりばらついているのがわかります。 個別のツイートも見てみましたが、右下にプロットされているアカウントがスパムだらけという感じはしませんでした(でもちょっと多かったかもしれない)。

次にヒストグラムも用意しました。分散が大きくなるので安直ですがグラフは ln(F/L) で表わしています。

F/L 比の頻度分布

データを集める前は、きれいな対数正規分布になるかと思ってましたが、少し歪んでます。ちなみに、F/L の平均値は 56、最頻値(整数丸め)は 10、中央値は 24 です(対数で表わした値とは異なります)。

F/L だけ見ていても結局何も見えてこないので、ここで少し視点を変えて、F/F にも注目してみました。下の図は横軸が F/L、縦軸が F/F になっています(右側は端折ってます)。

F/F対F/L

今度は餌に群がるアリの大群のごとく、プロットされました。F/F は 1 より下で Follower が多く、1 より上で Following が多いことを表しています。ここでは Follower が多いところ(下側)で F/L = 10 が比較的はっきりと表れて、アリがごった返したように見えています。ただし、上側では不明瞭です。それから、F/F が 1 と 下の 0 のところでもアリが行列を作ったような筋が伸びているのが分かります。

F/F = 1 の直線は相互フォローを反映しているのでしょう。とりあえず、「相互フォロー型」と呼ぶことにします。相互フォロー型の行列をさらによく見ると、ちょうど F/F = 1 のところと、その少し上にももう 1 本の行列が見えています。積極的にフォローしているユーザと、お返しでフォローしているユーザの違いなのでしょうか?上に見える行列は右の方まで伸びています。

F/F の下の 0 のところにある行列では、Following が 0 に近いので TL は空っぽで、せっせと情報発信に専念しているユーザなのでしょう。企業の公式アカウントなどでよく見るパターンもここに含まれると思います。ここではこの行列を「情報発信型」と呼ぶことにします。

F/L = 10 では、相互フォロー型と情報発信型の行列の端っこで、餌に群がるアリのような塊を作っています。F/L の本質的な意味がいまひとつはっきりしませんが、ここではこれらを「安定型」と呼ぶことにして、情報発信型の端の塊は「情報発信安定型」、相互フォロー型の端の塊は「均衡安定型」と呼ぶことにします。

それより上の方では F/L = 10 が不明瞭になって右のほうにぼんやりと広がっています。安定型から連続していて区別は困難ですが、このあたりを「情報収集型」と呼ぶことにします。F/F = 1 を挟んで下側はコの字に囲まれた領域がまばらなのに対して、上側の情報収集型はより密に分布しています。情報収集目的で Twitter を使っていればリストされる確率が低くなるのは当然の成り行きと思えるので、この分布は必然なのでしょう。

ついでに、上の図ではどれくらい密集しているのかわかりにくいのでコンター図も作ってみました(エクセルで作ったので見辛いのはご愛敬)。

F/F対F/L分布(3D)

データの集め方に多少のバイアスがあるかもしれませんが、情報発信安定型がとても多いのがわかります。F/F = 1 を境界にして上下2群のユーザ数を比較しても、圧倒的に下側が多いので、Twitter のアクティブユーザーは情報収集よりも情報発信に積極的なようです。ただし上にも書いたように、それよりも圧倒的に ROM のほうが多い。

F/L に関しては、想像するに、スパムアカウントだと積極的にフォローして情報発信するけど、Follower や Listed が少ないのではないかと思うのですが、そうであれば、上のグラフの右上にスパムが来そうなものです。だけど、個別のアカウントで調べてみると意外とそうでもありません。もちろん確率的には高くなるかもしれないけど、これだけで分別できるわけではなさそうです。それから、フォローはせずにアフィリエイトのリンクばかりツイートするアカウントもよく見かけるので、ここでいう情報発信型にもスパムが相当数含まれていると思います。

ということで、統計的に意味のありそうな数のサンプルを集めたものの F/L から何か読み取れるかというと微妙なところ。F/F もあまりあてにはならないけど、F/L よりはよほど使い勝手はよさそうです。

それから、ユーザとしては、F/L が高いとか低いとかで一喜一憂してフォロワー調整に走るよりも、淡々と目的にあわせてあるがままに利用するのが一番ですね。

登録日やツイート数のデータも取得済みなので、この辺りもあわせてまた機会があれば調べてみようかと思います。ここに乗せたグラフの経時変化も期待しつつ...。

 

[1] ID が単純な連番でつけられていなかった時期があるらしいのですが、ツイッターがブレイクする以前のことなので、無効なアカウント数は退会したユーザ数にほぼ相当すると思います。

[PS: 2011-09-13] 整数丸めしていない最頻値を掲載していたので修正しておきました(× 27 → ○ 10)。

先の記事に関連して、新潟まつりの花火も近づいているので念のため書いておきます。

新潟まつりの花火会場は、弥彦山山頂から多宝山の右手に見えます。8月7日には弥彦山ロープウェイの夜間運行も始まるので、簡単に観に行くことも可能です。しかし、会場までの距離は 30.6 km で、長岡花火の会場(28.7 km)より遠いところにあります。さらに最大の花火が4号玉(直径約 150 m)とのことで、弥彦山山頂からだと視直径は 0.281°。月と比べてもかなり小さいので、花火目的で行くことはあまりお勧めできません。

弥彦山山頂から見える花火の比較

ロープウェイの夜間運行の開始がなぜこのタイミングなのか知りませんが、是非とも次回は長岡花火を観れるようにスケジュールを組んでほしいものです。


[PS1: 2011-08-06] 角田山から見える花火の図も以下に追加しておく。角田山提灯登山山岳花火はそもそも山から観ることが前提なので比較するととんでもないことになる。

角田山観音堂広場から見える花火の比較

[PS2: 2011-08-06] さらについでですが、万代島ビルから新潟まつりの花火を観たらどうなるか気になったので、予想図を作ってみました。たった 2.4 km ですが、4号玉はやはり小さい。お金かけてホテル日航新潟の部屋を貸し切るより、近くでタダで観る方がいいですね。陸上競技場の有料観覧席からだと25~28°(ナイアガラは見えない)、昭和大橋の東側で19~20°(ナイアガラは近すぎる)、無難に八千代橋付近だと8.6°(混雑する)。で、結局どこがいいんでしょう?

万代島ビル30階からみた新潟まつりの花火

[PS3: 2011-08-06] 弥彦山山頂から片貝の四尺玉は1.225°程度、弥彦燈篭まつりの奉祝花火の尺玉は9.5°程度。

[PS4: 2011-08-07] Togetter まとめ「弥彦山から観る花火はもっと評価されていいと思う」との整合性のために強調しておきますが、遠くの花火を眺めるにしても月と同じくらいの大きさがないとすこし物足りないのではないかと思います。ただし、花火目的の登山でなく、登山目的で花火観賞も兼ねる程度なら、どんなに小さくても見えればそれで満足できると思います。もちろん感性は人それぞれなので、興味のある方はご自身の眼で確認してみてください。

[PS5: 2011-08-09] 簡単に花火の視直径を調べることができるように「花火視直径メーター」を作成しました。

せっかちな方は一番下の動画をどうぞ

長岡花火といえば日本一といっても過言ではない大花火大会。正三尺玉を含め2万発の大輪が夜空を飾ります。本当は会場で観たいのですが、人出も大スケールの80万人。近所ならまだしもちょっと躊躇してしまいます。

もちろん最寄りの観覧席以外にも越後丘陵公園などの観覧スポットはたくさんあります。だけどどこも混雑するし、移動が大変。人混みは苦手なので離れていてもいいからのんびり観覧できる穴場はないものか、と周囲を見渡せば・・・特等席があるじゃないですか!偶然にも東京スカイツリーと同じ高さの。越後平野にそびえる弥彦山。

弥彦山えっ、遠すぎるって?確かに会場からの距離は約 30 km。けど、山頂は長岡市ですよ!ついでに越後平野の夜景も楽しめちゃうじゃないですか!

けど念のため山頂から会場が見えるか計算しておこう。越後平野が一望できると言っても地平線より遠いと見えないからね。ここで、視点となる標高を x、地球の半径を r とすれば、次式で地平線(水平線)までの距離が分かる。

r*arccos(r/(r+x))

弥彦山の標高は 634 m。地球の半径を概ね 6360 km とすれば、山頂から 90 km 先まで見渡せる計算になる。フフフ...完璧。 

なぬ?見えるかどうかじゃなくて小さすぎるだと?そんなことはない!全国の花火大会でよく見かける 5 号玉の開花直径は 180 m くらいだけど、長岡花火はスケールが違う。目玉の正三尺玉は 650 m、連発に使う尺玉(10号)でも 300 m だ。さらに長生橋と大手大橋のナイアガラ花火はそれぞれ 650 m。近すぎると視界に入りきらないくらいだ。やっぱ離れてみるに限るでしょ! 

えっ、離れすぎだと?じゃ、これもちゃんと計算しておこう。離れた場所にある物体の見た目の大きさ(視直径)は次の式で計算できる。

180/pi*arctan(w/2/d)*2

w が実際の大きさ、d が視点からの距離。解は角度で表わされる。弥彦山から観た場合、三尺玉だと 1.296°、二尺玉なら 0.997°、尺玉で 0.598°となる。月や太陽は概ね 0.5°なので、二尺玉でもその2倍くらいの大きさに見えるハズ。しかも地上付近の対象物に近いから、日の出や日没の太陽が大きく見えるのと同じで、感覚的にはもっと大きく見えるハズなのだ!

弥彦山山頂から観た長岡花火と月の大きさの比較後は天気次第。直前まで出かけるのを躊躇してたのですが、ツイッターからの応援に根負けして、出かけてきました。

弥彦山ロープウェイの営業は午後5時頃までですが、8月は夏期夜間営業がある!と思い、意気揚々と出かけたものの、夜間営業は8月7日から...。弥彦山スカイラインも夜間通行止めなので、歩いて登るしかありません。弥彦神社からの登山ルートは片道約1時間ですが、もはや後には引けません。

道中には見晴らしのいい場所もありますが、長岡方面はほとんど見えません。頂上まで登るしかないのです。雨具や撮影機材などもろもろの荷物を抱えて暗闇をのぼると...。

長岡花火

越後平野の夜景と満天の星空の中、遥か彼方に可愛気な花が浮き沈み。予定より30分遅れでたどり着いた頂上でしたが、長岡花火を弥彦山から独占できました。写真や動画では伝わりにくいのですが、与板橋付近の川面に映る様子がとても素敵。

なお、音は1分以上遅れて微かに聞こえるだけなので、大きさも含めて迫力はありませんが、これは仕方ないでしょう。

以下、実物よりだいぶ劣りますが、動画(無音)をご覧ください。長岡花火の目玉であるナイアガラと正三尺玉のセットが2カット目にあります(01:50頃)。7:55辺りにも正三尺玉があります。

[PS: 2011-08-08] Togetter に「弥彦山から観る花火はもっと評価されていいと思う」として関連ツイートをまとめておきました。